標高2700mで - 弘前大学サイクリング部 ブログ
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標高2700mで

16日間に及ぶ北海道での夏合宿が終わりました。

たび重なる野宿と輪行に疲れ果て、函館でパンクした自転車の修理さえもしいないまま放置していました。。



体は休みたいと叫んでいましたが、TKGとこんな約束をしていたことを思い出しました。

「標高2700mで会おう。」

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慌てて荷物をまとめ、パンクしたタイヤに無理やり空気を入れ、18切符を片手に合宿装備の自転車で弘前駅にむかいます。

電車は空いていて座ることができました。
北海道合宿では帰宅ラッシュとかぶって大変な目にあったのでとてもありがたく感じました。

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車窓の風景を眺めながら明日に備えて体力を回復させます。

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電車に揺られながら美しい夕焼けを眺めていると、車内にアナウンスが。
電車が遅れている模様。

遅れた影響で酒田駅では乗り換え時間がたったの1分。

停車と同時に輪行バックとサイドバックを担いで全力で走りこんでぎりぎり乗り換えに成功しました。


弘前を出発したのが14時過ぎだったので、新潟からは迎えに来てくれた親の車で深夜の高速道路を走りました。

高山にある実家に到着したのは次の日の3時すぎ。
パンク修理をしたり風呂に入ったりしていたら寝るのが4時頃になりました。





その日の6時、睡眠時間2時間で実家を出発しました。
もちろん睡眠不足でとても眠たいです。

平湯峠までは車で送ってもらいます。

少し走ってマイカー規制のゲートのところにいくと、おじさんに止められました。
パトロール中だからまだ待ってほしいとのこと。

この日は台風9号が関東地方に接近、上陸の可能性がありました。
中心から離れているとはいえ、山の上では強風が吹いていることも十分考えられます。
自転車が通行禁止になったらどうしようかと不安な思いでおじさんと話していると、パトロールの人からの無線が聞こえました。

「熊いなかったので通してあげてください!」

待たされたのは台風のせいだと思っていたので少しほっとしました。

去年登った時はバスの運転手から、「道沿いで熊が木登りしてたから気をつけろよ」と言われてぞっとしたのを覚えています。

ゲートのおじさんに手を振り、持ってきた熊鈴を鳴らしながら出発!


目指すは自転車でいける日本で最も高い場所、、、


乗鞍!

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夏合宿では毎日数十キロの荷物を積んで走っていたので荷物を外した自転車は最高に軽く感じ、寝不足なのにスイスイ進みました。

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後ろを振り返ると北アルプスの穂高連邦がすぐ近くに見えます。

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一番高く見えるのは笠ヶ岳でしょうか?

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台風の影響で荒れると思っていたのに、こんなにすがすがしい天気に恵まれてびっくりしました。

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漕ぐにしたがって高山市街地はどんどん小さくなっていきます。

空はどんどん近づいてきます。

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あっという間に森林限界を突破。視界を遮るもののない最高の世界が目の前に広がります。

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乗鞍スカイラインは一般の車やバイクの走行が禁止されているので、走っているのはたまに通り過ぎるバスと自転車だけ。

車を気にしなくていいし、空気も澄んでいるし、まさに自転車の聖地と言える場所。


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しばらく走ると、グネグネゾーンが始まります。

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振り返るたびに景色が変わります。

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この景色を見ながら走ったら誰もが
自転車買ってよかったー!
きつい坂登ってきてよかったー!
と思えることを保証できます。


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斜度も結構ありますが、止まって写真を撮りまくっていれば全然疲れません。

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やがて乗鞍スカイラインの終点である畳平駐車場が見えてきます。

その駐車場の分岐点を左に曲がって少し行ったところに岐阜県と長野県の県境があります。

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この県境こそが日本にある道路で最も高い場所
看板はないが、標高は2716mもあります。




来るのは3回目ですが、何度来ても達成感が味わえます。
自分の足でここまで来れるんだ!という感覚が気持ちいいのです。





TKGの自転車を探しましたがみつかりません。どうやら先に到着したみたいです。

急に雲がわいてきてあたり一面真っ白になりました。
持ってきた防寒具を着ても寒いくらいです。

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風も強まってきたので畳平駐車場にある店に駆け込みました。

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暖かいコーヒーを飲みながら天候の回復とTKGの到着を待ちます。

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しばらくすると再び青空が広がりました。

コーヒーを飲んでいるときに知り合った登山客の方に高山植物が見ごろだったと教えてもらったので、カメラ片手に少し散策してみることにしました。

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山の天気は変わりやすいです。
さっきまでの雲がうそのように取り払われ、澄み切った青空が広がっていました。

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聞いたとおり、様々な高山植物の花が風に揺られながらも綺麗に咲き誇っていました。

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ゆっくりと散策していると、TKGから連絡が来ていました。

「今着いた!東大生と山登ってる!」


急いで向かおうとしましたが、そこで悲惨な光景を目にしました。

自分の自転車に何かついているのです。

近寄ってみると、

鳥の巣の真下に置いていた自転車は、サドル、ハンドル、ヘルメット、フレーム、何から何まで糞だらけになっていました・・

山荘の有料トイレでお金を払い、トイレを何往復もしてトイレットペーパーでふき取りました。

トイレと自転車の間にはお土産屋さんがあったため、店を何度も往復する自分は相当おかしな人に見えたと思います。

二度とこんな目に合わないためにも自転車をとめる前には鳥の巣がないか絶対確認しようと思いました。


糞を落とした自転車に乗ってTKGの自転車を探していると、県境に3台の合宿装備自転車を発見しました。


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どうやらここから山に登って行ったらしく、自分も自転車を置いて登山を開始しました。

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しばらくすると、何やら米粒のような人影が見えました。


↓分かりますか?↓

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ほら、ここに↓

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TKG-!

標高2700Mで感動の再会を果たすことができました。(実際には2800Mだった)

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TKG

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筆者(うっすん)

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TKGは途中で出会った東大生二人組と登ってきていました。

ヘルメットを家に忘れて途中に工事用のヘルメットを購入していたり、突然魚が食べたくなって釣竿を買ったりしていて面白い人たちでした。(詳細は後日公開されるTKGのブログを参照)

一緒に記念撮影をし、下山します。

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眼下には絶景が広がっていました。

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こんな景色を見ると、もっと色んな山に登ってみたいと思ってしまいます。

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畳平に戻ると、色んな人から話しかけられました。

おじさん「どこからきたの?」

tkg「弘前から出発してコミケ行ってから乗鞍に登ってきました。」

うっすん「弘前を出発して、日本最北端に行って、今日の未明に高山の実家に帰省して、乗鞍に登ってきました。」

東大生2人「東京から松本までワープしてそこから登ってきました。」

おじさん 「???」 「よくわからないけどとりあえず写真撮ってあげるよ。」

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写真を撮ってもらってから遅い昼飯を食べ、登ってきた道を下ってゆきます。

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雲に覆われていて、登ってきたときと全然違う道のようでしたが下るにつれて気温が上がって暖かくなりました。

無事家まで戻ることができ、TKGに高山の観光案内をして乗鞍チャレンジは終了しました。



ちなみにこの数日前にはすーさんが、この数日後にはナナちゃんが、9月に入ってからはナカジが乗鞍を越えたので、今年の夏はUHCCのメンバーが計5人も乗鞍を越えたことになります。(全員バラバラで)

景色最高なので皆さんもぜひ登ってみてください。

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