一の渡林道・探索[最終回] - 弘前大学サイクリング部 ブログ
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一の渡林道・探索[最終回]

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廃道の地でも、彼らはこうして生きている。
そのたゆまぬ生命力に、心を震わされるのだ。
(わかるかな?)


みなさま、こんにちは。
もうすぐ前が元になる、そしてUHCCから失せる前部長Kです。(後輩歓喜)
予め説明しておくと、私は廃道がツボだ。
廃墟も、入りたいとは思わないが、外から眺める分には好きだ。


さて前回、一の渡林道本線を進んだものの、険しい登坂ルートになるやや手前で、
橋の消滅により、本線探索を無念にも中止したところまででした。

本線探索は終了してしまったので、林道序盤の分岐まで戻り、もう一方の林道へ突入していきます。

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前回の記事では、読者たちを当部ログ史上最も拍子抜けさせてしまったことであろう。
しかし何を隠そう、一番拍子抜けしたのは紛れもない筆者である。
だから、仲間を連れて是非リベンジしたい(あまりしたくない)。その時には責任をもって私が報告しよう。


さて、林道唯一の分岐を右に曲がる。

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地図では650mで行き止まりかのように伺える。
ピストン林道になると分かっていて入るのはつまらないが、
本線探索を無念にも中止した憂さ晴らしに、どんなふうになっているのか探索してみる。

分岐から入り口を眺める限り、左手の本線よりは未来が明るそうである。

さあ突入だ。
本線はマッドな路面であったのに対し、こちらは随分大きめの砂利がゴロゴロと転がっている。
握っているアクセルスロットルを振動で意図せず回してしまうため、
急なアクセルワークで滑らないようクラッチレバーに手をかけ慎重に進む。

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道路は既に沢になろうとしている。

焦って飛ばして転んで萎えるのはごめんであるから、
この意外にも深い溝も、ギアを1stにいれ繊細なクラッチ操作で越えていく。
前輪だけ越え、後輪だけはまった状態で停車してしまうと、
脚が地面に届かなくなり、コケそうになる。
燃料を満タンにしていたら、倒れる勢いに耐えきれなかったかもしれない。

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そして坂がだんだんと急になっていく。

順調に進んでいくと、、、
!?

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突如現れた舗装路!?
砂利の険しい短いピストン路に、誰がこの舗装路の存在なぞ予想できよう。

この驚きは、暗門~深浦間のダート路、白神ラインのところどころに前触れなく現れる
中央線の白線までついた真新しいアスファルトとの遭遇に比類するものがある。

しかし法面からの落石を見ると、分岐手前までの手入れ具合とはかけ離れていることがわかる。
シャコタン(死語)な四輪車は腹がつっかえるだろう。


まあ予想はしていたが舗装がどこまでも続くわけではない。

と、あまりに強硬な道の作りに、思わず「おおお」と声が出てしまい、
急な登坂の途中で降りてみた。

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この道をひくために、相当に山を削っているのがお分かりいただけるだろう。
後ろを向く。

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高度を上げている。
道の続きを覗き込む。

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地図からはわからなかったが、ここまでして道を作るからには、
この先に何か大事な秘密拠点があるのかもしれない。
青森版エリア51か・・・(全然迫力がない)

さて進む。

岩がゴロゴロとしていた舗装路のあたりを過ぎてからの道は、車が入らないのであろう。
草木の勢いが徐々に増す。
それにしても急な登坂である。

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と、舗装路の次はカーブミラーを発見!

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しかも複数本!

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いやしかし、この急カーブとはいえ、
カーブの先は絶壁であり、この急な坂ではドライバーは必然的に最徐行を求められるはずである。

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そして気になるカーブミラーの妙な綺麗さ。
いつ来るやも知れぬ生類のために、己を磨いているのであろうか。

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カーブを曲がりきるとまたもや、山を切り崩してひかれた舗装路が現れた!
そしてようよう盛り上がってくる草木。
しかしここまでも舗装路があるということは、やはりこの先に何かあるのだろう。
期待度は増す。

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法面の崩壊も激しさを増す。道が道で無くなる日も近いかもしれない。

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そしてこの先の、路面から生えた雑草どもがすごかった!!!
凄すぎて止まって写真なぞ撮る余裕もなかった!
この様である!

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なんだこの名前は知らないががっつりくっつく緑のやつ!!!
そして尺取虫よ!!んギもい!
(なお、こやつをここで払ったつもりが残党がいたらしく、帰宅後室内でへばっている尺取虫が発見された。)


だがその直後、

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道はきれいに途絶えた。
そこにあったのは、大型車でも十分すぎる転回スペースだった。

ここには何があったのであろう。
こんなにも山を切り崩し、道を整備して、何をつくる気だったのであろう。

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事の詳細は謎だった。だが、なんとなく満足感はあった。
予想だにしない光景と出会い、ひっそり生きていた道の脈動を感じられたことに。

なにより、帰宅後にGPSログを見て気付いたのだが、
あの舗装路やカーブミラーのあった位置は、地図には道路の表記が無かった。

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マップには先ほどの急カーブは無い。

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このように、実際に行ってみて新しい発見を得られたという満足感も大きい。

たとえ行く先が袋小路のように見えても、進んでみる価値はあるのかもしれない。


と、なにげなくスマホを見て気付く。

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「アレ、なんかTwitterの通知来てるわ」
道中は圏外だったが、見通しが良いこの行き止まりでだけは下界と通信できるようだ!

やはりこの一帯には何かがあるのかもしれない。


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そうして帰路に就いたのだった。




さて、本稿を「一の渡林道・探索」と称しながらも、期待外れな記事にガッカリした読者も多かろう。
この林道のすぐ近辺に住む地元UHCCに「目新しい景色が無い」と文句もつけられたが、
私は端から、地元民をもワッと驚かせるような結果を報告しようと意気込んでいるわけではない。

それどころか私は後世に、
あの林道本線の無き橋の向こうの、道なき道を探る余地を残せたことを誇りにさえ感じる。(投げやり)


知られざる領域に足を踏み入れてみたい、そんな衝動に駆られる諸君よ、
あの川(三途の川ではないぞ)を渡って未知の世界を切り拓いてみてはどうだろう。


ただし熊には気を付けて・・・。
またお会いできることを。

K

(終)

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コメント

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達筆に脱帽です
最後のブログ?おつかれっす!

No title

今回は最後!もしかしたらKの続編があるかもね!(乞うご期待)