利尻礼文周遊隊 ~礼文島編~ - 弘前大学サイクリング部 ブログ
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利尻礼文周遊隊 ~礼文島編~

「チャリ部は冬になったら何をするの」

良く聞かれる質問なのですが

「気づいたら春になってます、そして不思議なことに
みんな新しい自転車が生えてたりや装備が強化されます」



どうも野宮です。今日(11/14)はブログを書く日にすると決めています。
nd君が利尻礼文周遊隊 ~利尻島編~を上げてくれたので後編~礼文島編~を書いていきます。

【注意】桃岩荘のネタバレも含んでるので前情報なしで行きたい方は読むことをオススメ出来ません。







【礼文島1日目】

3大バカユースホステルをご存知だろうか

襟裳岬、知床

そして今から訪れる礼文島のユースホステルである。
その名も「桃岩荘」

なんだか響きが喜翆荘みたい!(アニメ脳)
この通り私は全くこの宿の存在を知らなかった
もちろん三大バカユースの一つであることも

宿泊しようと持ちかけたのは相方のnd君だ

???「桃岩荘に行ってこい…」
nd「どういう所っすか」
???「行けば…わかる…」


そんな話を受けてほんとに来ちゃったわけだ。




前情報は全くなし。
いったい何をされるんだ、裸踊りでもさせられるのでは…?
正直色々不安がよぎる。

送迎バスがあるらしく、乗ってホステルに向かうらしい。
ホステルのスタッフであるヘルパーさんがいてくれた

乗車してすぐに異変を感じる。

それはあるトンネルを通過中
ヘルパー(以下ヘ)「ここでは知性・教養・羞恥心を捨てなければなりません!」

(え…)

ヘ「さあみんなでくしゃくしゃにして捨てましょう!」

(えぇ~)

ヘ「ぽーい!」
みんな\ぽーい!/

(あ~捨~てちゃったよお~)



ヘ「それではほんとに捨てられたか確認します!1+1は?」
指名されたのは親と一緒に来た女子中学生
「6!」

ヘ「すばらしい~~!拍手!」
\車内に沸き起こる拍手/



なんて…なんてとんでもないところに来てしまったんだ。

もうここに正気な奴は…
そうだ!ndはまだきっと!

振り向いた先の表情は「知性・教養・羞恥心」捨てた奴の顔だった。


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ほどなくして桃岩荘に到着
僕はここで生きていけるのか…

ヘ「扉を開けたらみんなでただいまと言いましょう!」


ガラッ
「ただいま~!」

「おっかえりなさ~~い!!」\ドンドンパフパフ/


今見えてる光景のイメージで一番近いのはこれであろう。
写真もあるがこれは実際の目で見ていただきたい。

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この時にはもうすべてを受け入れようという気になった。





桃岩荘には宿泊者が一同に会するミーティングが存在する

とにかくみんなで歌って踊るわけです
嘘じゃないよ、ほんとだよ


みんな全力でやっちゃうから全然恥ずかしくないんだこれが
むしろ楽しい。(喪失する知性・教養・羞恥心)
ぜひ体験していただきたいので写真は無し


なんやかんだで消灯時間の10時半(桃岩時間)、はやい

思い返せば今日利尻岳登ったんだったな
それぐらい桃岩荘のインパクトは強かった。

中はこんな感じline_5504323530408-640x480.jpg




【礼文島2日目】
今日はなんと礼文島を縦断トレッキングをする。
その名も「愛とロマンの八時間コース」!
一日中行動を共にし危険な箇所も助け合ううちに男女の間に愛が芽生えるという

やっったぜ!最高だ!

なお参加者は私、nd含め男3人


まぁそんなもんよな

男の友情ってもんを見せつけてやろう


しかし天気があやしい
出発地点の島の北部まではバスでの移動なのだが

車窓から見える景色は怒涛の雷と雨
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~昨日の説明にて~
「雷や警報が出ない限り中止にはなりません」

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あれは振りだったのか


ほどなく中止となり我々はバスで岬まで往復しただけになってしまった。


桃岩荘にはたくさんの宿泊者が残っていた

豪雨だったのでみんなのんびりしていたらしい
ストーブを囲んで
(まだ9月なのにストーブとは)

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私たちもストーブ組に混ざり旅の経緯を話したりカードゲームをして遊んだ。
旅の我が家桃岩荘、その意味が今なら分かる気がする。



ところでみなさん、お気づきだろうか?
サイクリング部なのに礼文島に来てから自転車に乗ってない。
なんならフェリー乗船以降、自転車組みなおしていない。


そして午後は晴れた

とういうわけで申し訳程度に乗ってみた
(nd君は他の宿泊者とどこかに出かけてしまった模様)

せっかくの私の愛車はシクロクロスなので礼文島の林道を走ることにした

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これが結構良い


おもったより路面はしっかりダートだが開けていて走るのが気持ち良い

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大満足
礼文島は島一周をすることが出来ないので是非この林道を楽しんで欲しい


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桃岩荘から眺める夕焼けは格別
石の形からまるで猫が夕日を見届けているよう



【礼文島3日目】
今日は朝一のフェリーに乗って宗谷岬に行く予定だったが
ヘルパー「宗谷岬に行ってもしょうがないでしょ~」
2人「確かに」

つくづく自転車に乗らない旅になってしまったものだ。

断ったのはめんどくさくなったわけではない
桃岩荘で渓流釣りイベントがあったのだ。
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イタドリと呼ばれる植物を竿に、餌には魚肉ソーセージを使う

これで本当に釣れるのか…
正直、半信半疑で1匹でも釣れればいいやと思っていた。

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ところがどっこいめちゃめちゃ釣れる
オショロコマ、イワナ、ヤマメ
2時間もしないで
一人で6匹釣れた。

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釣った魚はみんなで唐揚げや鍋にしておいしく頂いた。

名残惜しいがいよいよ帰る時が近づく、
桃岩荘のノートにも記録を残して準備万端


同じフェリーに私とnd、ndと一緒に行動してた男の子の3人乗る予定で行きと同様ターミナルまで送ってくれる。


しかし送りのバスに乗る直前
一緒に行動を共にしていた女の子の宿泊者から

「私と一緒にもう一泊して明日一緒に帰ろうよ~」

俺は今日中に稚内に戻らないといけない
流石にndも断るだろう
そう思っていた

nd「う~ん泊まりますw!」

は?「私」

なんて、男の友情というのは薄っぺらいのでしょう

そしてこの顔である

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桃岩荘からフェリーターミナルへ移動中にもう一人の男の子も落とされた(連泊)

結局、私一人でフェリーに乗ることになった



今日は一人で野宿か…
nd「あの非常に申し上げにくいのですが…」

一瞬で嫌な予感を感じた
nd「テントを桃岩荘に置いてきてしまいました」

絶句「私」
知性の損失をここで見せつけないで欲しい。

旅の相方だけでなくテントさえ失う。


フェリーから見える利尻島と礼文島は
旅路の終わりとさみしさを感じさせる景色でした

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(終わり)




【エピローグ】

流石にテントなし限界野宿は1年のツーリングの時に経験して以来
もうこりごりだったので慌てて宿をとる

桃岩荘ヘルパーさんからの情報提供もあり
ライダーハウスみどり湯に泊まることになった。

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当日の19時くらいに連絡しても泊めさせていただけるなんてありがたい。

みどり湯は
ライダーハウスと銭湯が併設している。


もちろん銭湯にも入ったが

これがめちゃくちゃ熱い
生卵を入れたら温泉卵が出来上がるだろう。

入浴剤の看板に目をやると
本日の入浴剤「清涼の湯」

バカにしているのか、
はたまた稚内市民はこの温度は清涼に感じるのか
理解に苦しんだ。

とにかく熱いお湯が好きな人にお勧めだ。
決して私みたいに勢いよく入ってはいけません。
茹で上がる。



みどり湯にはもう一つ名物がある
自己紹介タイムと合唱だ
自己紹介タイムでは回るミラーボールの中
それぞれ旅の経緯や愛車について語る

そして合唱は
道民ならだれでも知っているであろう曲
松山千春の「大空と大地の中で」の熱唱をする。

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宿泊者全員で肩を組み合って歌った。

合唱後は自由時間
常設されている大自然(焼酎)を飲み交わしバカな話をたくさんした
本当にいろんな人と話すのは面白いし楽しい。

今頃nd君は桃岩荘のミーティングで踊っているのであろうな





【最終日】
始発に乗るために同じ宿泊者に起こしてもらって何とか乗車
こうして私は実家に無事帰宅した。
なぜ自転車を持ってきたのか今となっては不思議だ

なお同日にnd君も帰宅

後日nd君と外飲みをして詫びおごりをしてもらいました。
ごちそうさまです。







【あとがき】
桃岩荘に行くと本当にいろんな人に会えます。
多分、世間で言うところの普通の生き方をしてない人。
それは宿泊者、ヘルパーさん含めです。

何か刺激が欲しい、これからの将来に迷っている
そんな人には行って欲しい場所です。

間違いなく何かしらの影響は与えてくれるはずです。


ただし行ってもいいのは「知性・教養・羞恥心」を捨てられる人だけですよ!






















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