ニュージーランド最終回 ダニーデン→日本【17∼20日目】 - 弘前大学サイクリング部 ブログ
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ニュージーランド最終回 ダニーデン→日本【17∼20日目】

かえるぞ~日本~~





自分の地元に帰る方へチャリを進めている時。
道路上の青看板に自分の住んでる地方の名前がでるとエモーショナルな気分になりませんか?
私はブログタイトルの到着地に日本を書いた時、それに似た気持ちを抱きました。





【17日目】 ダニーデン→ダニーデン国際空港→→オークランド空港
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朝日が見えそうだったので今日も海岸砂浜へ。
靄がかかってなんとも幻想的な景色。南島最終日の景色として最高ではないか

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太陽を食べている構図にしようと奮闘中

和やかな朝とは裏腹にトラブルが発生する。
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ほとんどの荷造りを終えてさぁさぁ出発という所。
なぜか机の上にあった自分のカメラの三脚を回収し出発...。

とはいかなかった。

欧州系60代おじさんが机の上にあった三脚が無いと主張。まさかとは思いつつもほっとくわけにはいかないので三脚を見せると「私のだ」と言う。はてさてまさか瓜二つのものを持っているのかと思い(Amazonで買ったし...。)荷物の中身を確認するがどうやらなさそうだ。傷の具合を確認しても自分のモノっぽい。負けじと私も「これは、私のものだ」と主張するが、相手側も譲らない。

ということでどこで買ったのかを聞いてみると
「今日、砂浜で拾ったんだ」

この一言でピンと来た、これは私も悪い。
推測にはなるが
どうやら早朝、記念撮影をした時に三脚を砂浜においてしまったらしい。
たまたま我々の近くでキャンプしていた欧州系60代おじさんが砂浜を散歩していた所、三脚を発見。
手頃なサイズだし自分のものにしようって持ち帰り、机の上に置いた。
それを私がたまたま机の上に忘れてたと勘違い
といった所だろうか、偶然に偶然が重なったらしい。

事情を説明するがそもそも母国語が英語じゃないのか、うまく伝わらない。

しかし、この口論を見ていた欧州系70代おじさんが我々の言い分に気づいたのか、翻訳して60代おじさんに説明してくれた。そして状況を理解。お互い誤解が溶けてハグした。たぶんハグはあっちの文化なんだろうね。

でもさすがにめちゃくちゃ緊張した、キレられたらどうしようかと思った。
でも、おじさんが拾ってくれなければ気づくことも無く砂浜に三脚を置いたまま出発してただろうし、不幸中の幸いなのか。


自分は先ほどの口論で緊張状態を少し引きずっていたが、折角の市街だし北島への飛行機の時間もあるので自転車を置いて観光することに。
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ダニーデン駅、かっこいいよな。

近くに弘前大学からも留学生を出してるらしいオタゴ大学があったので少々偵察することに
これもめちゃめちゃかっこいいんだよ、外装も内装も。
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弘前大学さん、これぐらいの改築を所望する。天井は高く頼む。

観光をほどほどに済ませ再出発。
距離にして30㎞なので余裕かと思われたが自動車専用道路に何度も道を阻まれ迂回を繰り返す。

それはもう
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本当にこの先空港があるのか?ぐらいには。せめて舗装路にしてくれ

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かなり余裕をもって出発したので1時間半前には空港着。ギリギリだったらやばかった。

着いた先にも試練がある。
手荷物重量測定だ。
幾つかは郵便で送ったとはいえ、お土産で確実に重量は増えていると思われた...。

のみや
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むしろ減った、すごくない?

見せられないよ
間違いなく買いすぎ、あと中指は立てない。
(もしや、ハヤテのごとく!が分からない人も多いのだろうか…?)

うっすん
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絶対機内荷物の重量超過しているだろ!!

たかぎさん
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荷物の重量が信じられない様子、八つ当たりでさらに重量を増やしています。

みんな比較的重量制限の緩い機内荷物に分けたり、ブクブクになるまで服を着重ねたり必死です。そして当然のように私の荷物に共用テントが突っ込まれます。なんか...納得いかない...。お金を支払っていただきたいくらいです。危うく私物も突っ込まれそうになったがそれは阻止した。

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飛行機待ちの高木さん
なんかルパン三世の次元に見えるのは私だけですか…?

無事、荷物チェックをクリア?して南島を離れます。
最高の経験をありがとう。
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程無くしてオークランド空港に到着。
北島は二週間ぶりです。もう時刻は19時過ぎなので今日は空港泊です。

今日の支出
食費 $13.6のみ

めちゃめちゃ久しぶりにマクドナルドを食べた。
空港泊だったので安上がりです。


【18日目】オークランド観光

いつまでも起きない空。
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ここで熟睡できる君はすごいよ。


今日はオークランドを観光するために自転車で移動予定だが

もう自転車いらんくね???
この時全員が思っていた。

南島を走り切りなんとなーく達成感にひたっていた我々4人。
予定では自転車で空港から市街地まで移動だったが、わざわざ自転車を組みなおす意味を見出せなかったのだ。

また、バイパスばっかりだったら大変だしー
自転車故障してるかもしれないしー
移動で観光時間減っちゃうしー

異論を上げるものは誰も居らず。空港の荷物預け屋さんに愛車を置いていった。

これで一日27ドル(2400円程)、安い出費よ。
というわけでバスで市街地に移動し観光!

本日泊まるゲストハウスに荷物を置き向かったのは
オークランド博物館
マオリと太平洋諸島の文化財が世界で一番収容されています。それだけでなく、ニュージーランド史、自然科学の資料全般が展示されている総合博物館です。追加で料金を払えばマオリの踊りも見れるらしい。
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人類が如何にして太平洋諸島へたどり着いたか?島での暮らし。など細かく紹介されていてとても興味深かったです。総合博物館なので他にも国の植生や歴史など。特に第二次世界大戦の展示があったのですがニュージーランドから見た日本の印象が分かって面白かったですね。エンジンを積めば飛べるゼロ戦も展示されています、まさかこんな所で出会えるとは。

私はしっかり見すぎて、3人にすぐ置いて行かれた。
博物館が好きな人にはオススメです。一日中楽しめます。

私はこの後、海洋博物館に行きたかったのですが3人はお土産が買いたいとのことだったので分かれて行動することに。



個人行動の小話


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雨結構降っているけどちょっと距離もあるし、せや!あのスクーター使ったろ!
これが不幸の始まり。

このスクーター、Limeと呼ばれる。携帯のアプリと連動しており、クレジットカードカードを登録して利用できる。1分毎に料金が加算されていくシステムだ。充電をすると逆にお金がもらえるらしい。すごいね。最後に安全な場所にスクータが駐車されたかを確認するためアプリ上に写真を送信し清算となる。ニュージーランドの大きな都市では小中学くらいの子供がよく使っているのを見かける。

幸い、一人でも行動できるようにドコモの1日海外パケで通信も出来る、何も問題ないはずだった…。
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なかなか便利で15~20㎞/hで進む。QRコード右がアクセル。助走をつけるとアクセルが入る。
バランス自体は取りやすいけどちょっと振動は激しめかも。

異変に気が付いたのは海洋博物館についてから。
手順通り、スクータの写真を送信っと。

【写真が送信されませんでした】

おかしいぞ。時間経過と金額の上昇が止まらないのだ。無制限課金状態である。冷や汗が止まらない
それから場所を変えたり、写真の角度を変えたりしたものの結果は同じ。

まずいまずいまずい、金額メーターが上がるのは逃走中ぐらいにしてほしい。しかも賞金じゃなくて支払いだぞ!冗談じゃねぇ!

しかし問い合わせようにも電話番号が見当たらない、そもそも電話したところで通じるのか…?いや、通信機能が問題なのか?でも仮に日本に帰って時間を止められても膨大な時間からかかる金額は確実に貯金を食いつぶす。いっそ誰かにデザリング機能を使ってもらって…

考えを巡らせていた所、交通整備をしていた黒人のマッチョなおじさんが話しかけてきた。普通だったらビビっていたろうがこの時ばかりはそんなことも気にしてられなかった。
状況を説明すると
「あ~これはなんか通信が上手くいってないねー」
「あっちに観光館あるから聞いてみると良いよ」

藁にもすがる思いで観光館の店員に事情を説明するがめぼしい解決方法は見当たらず。
別のフリーWi-Fiに接続して試したがうまくいかなかった。

万策尽きたか...。
雨は強くなるし、最悪やな...。



いやある…!
別行動をしている3人のポケットWifiがあるじゃないか…!

ずぶ濡れの状態で急いで3人のもとへ向かう
「Wifiかして!!!」
「ど、どうしたん?」
そりゃ驚くだろうな。

ただ、事情の説明はもちろん後。

【写真が送信されました】

この文字にどれだけ安心したか。無事増え続けた支払金額が止まったことを確認した。恐らく、利用開始した時に通信していた媒体がポケットWi-Fiだったので終わりも同じ媒体を使わないとまずかったのだろう。正直これでだめならブラックリスト入りを覚悟した。まだ現地の人と口論した方がマシだったわ。

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時間にして1時間半、金額にして$28.30(約2100円)
5.1㎞走ったらしい。ルートも出る。トラブルさえなければ結構便利だった。

1時間半走ってこの金額なら安い、ただこんなところで安さを感じたくはなかったよ。
もちろん、海洋博物館には行けなかった。かなしいなぁ。



まぁそんなことはありつつも、3人との合流と同時にトラブルも解決したのでご飯を食べに行く事に。
ニュージーランドで最後の夕食です。
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外食をしようとはなったがどこが良いお店なのかもわからないので雰囲気と勘で入店。


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みなさんはこれでメニューの料理イメージが湧きますか?
私たちは沸きませんでした。まるでセンター試験問題みたいなメニュー表です。

店員さんに質問しつつ、メニューを決める。
料理が出てくるまで何かわからないので、変なわくわく感がある。

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乾杯!
色々旅の反省会やぶっちゃけ話を挟みながら食事を楽しみました。

といってもこれだけではお腹いっぱいにならなかったのでフィッシュアンドチップスを買うことに
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店員さんにどこから来たのかといわれ自転車で旅してた旨を説明すると

HAHAHA!Fu○k!
たぶんやべーなお前ら!みたいなニュアンスだと思うけど、てかそう信じたい。
リアルなFu○kを聞けた。

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ゲストハウスに泊まり就寝です。

本日の支出
バス代 $36
預け代 $27
博物館 $25
食費   $76
お土産  $85.85

合計 $249.8



【19日目】オークランド→→

朝からバスに乗り、空港へ戻る。

ついに日本に帰る日が来た…!
どうなるかわからない時はたくさんあったけど、いざ帰国となると帰りたい気持ちより帰りたくない気持ちの方が大きい。
しいて言うなら、米とラーメンが食べたい位だろうか。

4年生はこれから社会人となるので私たちよりも帰りたくない気持ちが強そうだった。


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出国を前に記念撮影
どうですかね、ちょっとは出発前の集合写真よりもたくましくなりましたかね...?
焼けたのは間違いない。

帰りも同じニュージーランド航空です。

今日の支出
お土産 $47.70のみ


【20日目】→→東京

映画と機内食、ワインを楽しみ
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そして、到着


飛行機と空港を結ぶ接続通路の気温ですっかり日本も暖かくなった事を実感する。
長いことNZにいた気分だ、たった3週間だけども。

関税を抜け無事

日本帰国!
オークランド観光→帰国_190415_0005
ほんとにおつかれさまでした!!無事帰ってこれて良かったです。

この後はそれぞれ別行動で無事弘前へとたどり着きました。
米とラーメンの味が感動するほどうまかったのは言うまでもないだろう。


終わり!


【おまけ】支出表

一応、予算表がこれ。
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ちなみに私が残していた大体20日間過ごした現地での支出は
合計$1637 たしか当時のレートが$1=73円位だったので
大体119,000円

そこに元々支払っていた交通費を合わせると

一人あたり
23~26万円ほどでした。

なので予定よりも安く済んだ形です。要因としては自炊することで1日の活動費がかなり安く済んだことが挙げられるでしょう。むしろ、宿泊場の調理設備がしっかりしていたので日本でのツーリングよりも食事のクオリティが上がりました。

これを安いとみるか高いとみるか、もちろん人それぞれだとは思いますが20日程度滞在してこの金額はかなり安いと思います。HISのNZツアーパックの金額を見ればどれだけ安いかわかると思います。もちろんテントや自転車など初期装備が必要ですが…。



あとがき

始めに今回はモンベル様 montbell.jp/sp/ からご支援をいただき特別価格で装備を購入させていただきました。
改めて御礼申し上げます。


去年の今頃は全くこんな状況になるとは思いませんでした。また、お金貯めて、海外行きて~とか思ってたくらいですから。
逆にコロナの前はあまり意識しませんでしたが今は、世界はいつでも開けていたんだなと強い実感を持って言えます。日本国パスポート様様です。

NZの企画が出る前から私は最初はなんとなく留学でもいいけど海外にいきたいな~とか思っていました。しかし結構準備大変なのでは?現地で会話できるかな?アルバイト、別の部活もあるし。そんなことを考えるうちに、まぁいつかでいいかなと思いがちでした。

でも今思うと、それって本当に行けない理由ではなく、何となく後回しにする理由でしかなかったと思います。一回本気で海外に行こうと検討した時、それらは案外大した障壁ではないってことがほとんどだったと私は思っています。(もちろんそうじゃないこともあるとは思います)

もし私と同じように心のどこかに海外への憧れをもっているのであれば一度本気でこれからどうすれば行けるかを考えてみてはいかがでしょうか?案外チャンスはいつでも目の前に転がっているかもしれませんよ。

個人で行くのもありですし、一人だと不安ならサークル人たちと行くのもありです。ここ、弘大サイクリング部には海外も軽いノリで参加してくれるようなメンバーがいると思います。もし、国内だけでなく海外もツーリングも興味があるのであれば是非サイクリング部にも来てください。新入生、途中入部どちらも歓迎します。(たぶん後輩が)


最後に
後進の参考になればと思い、出来るだけ詳しくと書いていたら11回分と長くなってしまいました。もともと大した文章も得意ではないので、面白くかけた自信はあまりありませんが、なにか少しでも役にたったり、誰かの海外へのモチベーションを上げるきっかけとなれば幸いです。

長編になったとはいえ完結までに1年以上を要してしまったことはホントに申し訳ないです。
だけどこれだけは言わせてください

だって私の他に誰もブログ書いてくれないんだもの

ほんとのおわり


著者:弘前大学農学生命科学部生物学科4年 野宮陸

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